刀の歴史は、遥か古墳時代にまで遡ります。九州地方は古くから大陸に隣接した立地であったため、海からの侵略を受ける恐れがありました。そのため、大宰府(現在の福岡県太宰府市)を配置し中央政府から有力武人を任命、外交や海防を強化したという歴史を持ちます。平安時代になると本州から刀鍛冶の集団を招致し、より強固な防衛を重視していく中で、武器である刀剣の需要が高まったと考えられます。
小倉城庭園ではこうした歴史を持つ刀の歴史と文化を、現代にまで伝える夏季企画展として「刀匠展 九州の技と美」を開催いたします。
日本刀匠会九州地方支部にご協力をいただき、九州地方を代表する現代刀を集めました。週末には実際に刀匠の方々をお招きし、展示室での銘切実演と販売や、学芸員によるミニギャラリートークの開催、また夏休み企画として様々なイベントを予定しております。この機会に九州地方に連綿と受け継がれてきた日本刀の技と美をお楽しみください。
会期:2025年7月12日(土)~9月15日(月・祝)9:00~20:00(最終入園19:30)
入園料:一般350円、中高生200円、小学生100円 *小倉城とセットになったお得な二施設共通券の販売もございます。詳しくは受付窓口にてご確認ください。
COPYRIGHT KOKURA CASTLE. ALL RIGHTS RESERVED.