天守閣案内
小倉城天守閣は天保8年(1837年)に火災で焼失しましたが、昭和34年(1959年)に再建されました。
平成31年(2019年)3月に、展示内容と内装を約30年ぶりにリニューアル。「体験型観光スポット」へと生まれ変わりました。
1階のシアターでは草刈正雄さんのナレーションで小倉城400年の歴史を約10分に凝縮した映像を楽しめます。
2階では小倉藩を治めた細川家、小笠原家の歴史を学ぶことができ、3階では小倉藩に縁の深い宮本武蔵と佐々木小次郎の生涯を知ることができます。宮本武蔵のリアルフィギュアと一緒に写真を撮れる「巌流島フォトスポット」も。
5階の展望スペースでは小倉の街を一望することができ、常設のバーでは日中はカフェ、夜間はお酒を楽しむことができる「ナイトキャッスル」などさまざまなイベントも行われています。
また、1階から5階までエレベーターを新たに設置。より多くの方が楽しめるようになりました。
1階
大迫力のシアター
1602年(慶長7年)、小倉城は細川忠興公によって約7年の歳月を費やし造られました。城下町全体をつくりあげる壮大な都市計画でした。小倉の街は本州と九州を結ぶ玄関口として、また、中津街道や長崎街道の出発点であり「九州のすべての道は小倉に通じる」と言われ大変賑いました。城下町では、城を中心にまわりに家来の武士が住み、それを囲むように町人が住んでいました。 その後失火や戦など様々な歴史を経て、天守閣が再建されました。約400年の歴史を、約10分に凝縮しています。ナレーションは北九州市アンバサダーである草刈正雄さん。ドラマチックな映像を高画質で、大迫力の大画面シアターでお楽しみいただけます。
2階
細川藩・小笠原藩の歴史
関ヶ原の戦いの功により豊前小倉藩を拝領し小倉城を築城するなど、まちの礎を築いた偉大な武将であると同時に、千利休の高弟で「利休七哲」のひとりとして茶の湯に精通していた細川忠興など、小倉藩主であった人物はもちろん、彼らの周りで活躍した人物などに光を当てて紹介しています。他にも、創建当時の天守閣を再現した模型などを展示しており、より詳しく文化に触れてもらえます。
3階
宮本武蔵と佐々木小次郎
関門海峡にある巌流島の戦いで有名な『宮本武蔵と佐々木小次郎』。彼らのミステリアスな生涯を紹介しています。佐々木小次郎の愛刀を再現した真剣を、宮本武蔵の木刀と共に展示しています。また、巌流島の決闘の名場面を再現し、佐々木小次郎になりきって頭上から切りかかってくる宮本武蔵のリアルフィギアと一緒に写真を撮れます。
4階
ギャラリースペース
4階は企画展や市民の作品展などが開催できる展示空間となっています。概ね1ヶ月ごとに展示内容が変わりますので、お越し頂くたびに、違った魅力をお楽しみいただけます。