小倉城庭園

小倉城庭園イベント

10/11~12.15 小倉城庭園企画展 北九州 和の現代アート展 Five Mononoke, Japanese Zombies

北九州市の現代アート作家による企画展を開催します。
「石橋髙次」「大庭三紀」「梶岡亨」「上川伸」「栗原光峯」の5人による展示です。歴史ある小倉城庭園を舞台に、地元作家の多彩な作品を展示し、訪れる人々に北九州における現代アートの魅力を伝えます。

ジャンルを問わず、独自の視点で表現された作品が庭園を彩ります。地域の文化振興とアーティストの発展を目的とし、誰もが楽しめるアートイベントです。アートと歴史の融合を体感してください。

 

北九州市長室に飾られている石橋先生と栗原先生のアートを小倉城庭園に

【作家紹介】

【石橋髙次(たかし)】
1958年3月13日、福岡県芦屋町生れ、1983年、シルクスクリーン工房を小倉北区で始める。2003年北九州総合デザイナー展大賞、2004年北九州美術家連盟公募展大賞、2006年、西日本美術展奨励賞、2007年、北九州美術家連盟会員展大賞、2014年、日韓選抜美術展(韓国・大清湖美術館),2016年国際アートフェスティバル招待出品(ドイツ・ベルリン)2019年.石橋髙次絵画展(ギャラリーあしや主催)2023年石橋髙次個展(ニューヨーク・アーティファクトギャラリー),公式ホームページ、ishibashi-art.com

 

【大庭三紀】
1958年北九州市若松区生まれ。 千葉大学工学部工業意匠科、大分県立芸術短期大学美術科に於いて、絵画、彫刻、デザインを幅広く学ぶ。 1983年より美術教育に、2008年より並行して書道教育にも携わる。書、グラフィックデザインを中心に活動。 モリサワタイプフ ェイスデザインコンテスト入賞。 入木公募書作展大賞、文部科学大臣賞。 ソフィア( ブルガリア)、ショーモン(フランス)、ガブロボ、モスクワ等の国際ポスターデザインコンペで入選。(公社)日本グラフィックデザイン協会、 NPO 法人 日本タイポグラフィ協会、タイポグラフィ学会会員。 d3 Art Studio代表。 号紀霽。
http://d3-miki.com/
http://d3-kisei.com/

 

【梶岡亨】
梶岡亨と中嶋正司/讃井隆治とのコラボレーションアートを出品。中嶋とは、鉄を削/焼/断/酸化/ reconstructionして土にかえる前の表情を描き出す。讃井とは、見慣れた風景の焦点をずらす/主観的な視点と客観的な観察を融合させることで視覚的な多様性を描き出す。
[Toru Kajioka梶岡亨] 武蔵美術大学油画学部卒 フランス、アメリカ、中国、東京などExhibition多数。2024年10/21〜10/31、銀座の永井画廊で個展あり。アプロプリエーションと再コンテクスト化の概念を取り入れることで、デジタルとアナログ、物質性とイメージ、意図と偶然が交錯する視覚的・感覚的・触覚的なクリエイションを構築する。
[Msashi Nakajima中嶋正司] 武蔵美術大学工芸工業デザイン科卒 FILA、LA Perla、Chloé他の内装設計デザイン施工を梶岡とコラボ制作する。他にFar East Bazaar施工など。福岡にも実家あり。
[Sanui Ryuji讃井隆治] 九州造形短期大学芸術学部写真科卒 2020年T.I.F.A.Tue-tête国際映画賞 ベストシネマトグラフィー・ナラティブショートフィルム シルバー賞他。クライアントにKONAMI、村上農園、ブラザー、梶岡とコラボ制作でFILA、Kent、LA Perla、Chloé他の広告・雑誌等。

 

【上川 伸】
*作品について
自然の風景を見立てを用いて再現し、借景をも愛でる日本の庭園。その概念を平面作品に取り入れ、「壁にある庭」をコンセプトに庭の持つ空気感を表現している。
*画歴
1958年 福岡県直方市生まれ、1983年 武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業、1997年 第30回 文化庁現代美術選抜展、第40回 安井賞展:佳作賞、北九州市市民文化奨励賞、2011年 北九州市立美術館企画:上川伸展、啓示するかたち、2020年 直方谷尾美術館企画 上川伸展:ここから 、2023年 田川市美術館企画 上川伸展「壁とともに」その他受賞、個展、グループ展など多数。パブリックコレクション、大牟田市・谷尾美術館・田川市美術館・北九州市立美術館。

 

【栗原光峯】
1964年北九州市生まれ
創作書家・書道パフォーマー

ルオー・マティスなど、印象派やフォービズム(野獣派)を率いるフランスのサロン・ドトーヌ正式会員
墨と余白の東洋的概念を取り込みつつ、彩色を変幻自在に織り込み、「祈り」込めて無作為な万象に寄せる作風。古典との調和にも敬意を払う。
2004年より筆を一本リュックに背負い欧米アジア各国を歴訪。現地の人と書を通して交流してきた。個展回数多数。
作品の多くは各国大使や美術関係者や所有している。
近年は映像分野も積極的に取り入れ音や香り、そして「間」など、書の持つ表現の可能性に挑み、愛する北九州市を盛り上げたいと意気込んでいる。

【主な受賞歴】
ル・サロン入選1回
サロン・ドトーヌ入選7回

2018年に話題となった『抱擁Asia』は最高賞を4度受賞。審査員より「古典と革新の融合である」と絶賛された。

【主なworks 】

▪️2017年 地中海のシチリア島ファバーラ市に4m✖️4mのフレスコの壁に光峯が書いた甲骨文字「魚化龍」が今も残る

▪️3年に一度訪れる第二の故郷フランス,トゥールーズ市では2017〜18年の半年間『Kôhô 祈りのEXPO』が、同市営ジョルジュラビットAsia美術館全館にて企画され20点の大作が展示された。

▪️2023年11月伊原純一駐フランス特命全権大使の発案で「日仏友情フェスティバル」がオクシタニア圏で開催された。書道家日本代表として、開催期間2週間中個展・授業・パフォーマンスなど6つのイベント企画に参加した。

▪️2024年9月、北九州市立美術館アネックスにて、華甲記念展を開催し映像、立体,を含む70点を展示した。

▪️主宰の和樂書院では、3〜80歳の生徒が在籍。古典の文字や実用書・パフォーマンス迄の指導にあたる。

 

【TEAM城下町小倉のミッション】
城下町小倉をエンターテイメントエリアに

【小倉城庭園のこれからのミッション】
北九州のアートと世界を繋げるハブになる

【コンセプト】

・平野遼や森山安英などの戦後復興期の画家を始めとして、藤原新也(写真家)、サイトウマコト(グラフィックデザイナー)、リリーフランキー(イラストレーター)、北条司(漫画家)など、多くのクリエイティブが生まれた。鈴見敦(漫画家)など、今も活躍中である人も多い。その北九州の系譜をグローバルに伝えていきたい。

・ダイバーシティ小倉について。小倉は交通の要衝として、古くから砦や城が構えられた地だった。1500年代後半には、大内義隆率いる大内氏が衰退したあと、豊後地方の大友宗麟と中国地方の毛利元就が戦いを繰り広げる。
毛利元就が小倉城の基礎を作ってから、高橋鑑種、毛利勝信といった武将が入り、細川忠興が小倉藩の藩主となり現在の小倉城を作った。その後、小笠原家が藩主になり、江戸の末期には長州藩に攻め入られた。高杉晋作・山縣有朋率いる奇兵隊は小倉を支配し大政奉還に繋がった。明治時代以降の小倉は軍都であり陸軍の基地だった。八幡に製鉄所ができ重工業都市へと発展した。小倉城は太平洋戦争後には米軍の基地となった。戦後には小倉と八幡が融合し北九州市となり60年が経つ。そういった混沌の中で平野遼や森山安英など多くのクリエイティブが生まれた。

小倉は非常に短いスパンで為政者が変わり続ける土地であった。価値観が大きく変わる中で、小倉の民たちは適応し続けたのだ。新しい文化を取り入れながら、自分たちの価値観と融合させていく。それはまるで日本の縮図であるかのようだ。「為政者が変わり続けるということは、文化も変わり続けるということ。」そのようにして変化を続ける価値観に対応し続けなければならない。

上部へスクロール