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【小倉城庭園】小倉織の袴/小笠原藩の歴代当主による直筆の掛け軸を展示中(6月30日まで)

小倉城庭園 企画展示室の、本年6月(※)までの展示を紹介いたします。

企画展示室奥に展示されているのは、「豊前小倉織伝承会」の皆さんによる作品です。江戸時代の文献をもとに、糸の色や配分を忠実に再現し、袴として仕立てられています。一昨年度には、完成した袴を小倉城武将隊の二人が実際に着用し、庭園で発表会を行いました。

企画展示室手前側に展示しているのは、江戸時代に豊前国を治めた小笠原藩の歴代当主による直筆の掛け軸、「書(しょ)」です。中でも一番右に掲げられている「義」と「信」の作品は、最後の藩主・忠忱(ただのぶ)が数え年で十歳ほどの頃に書いたものとされています。小倉城や小倉城庭園にゆかりの深い小笠原家の筆によるこれらの書からは、武家の礼節を重んじた凛とした筆致と、文化的な趣が感じられます。

(※)展示期間は前後する場合があります。また、催し物等の関係で、展示物を持ち出している場合があります。何卒ご了承くださいますようお願いいたします。

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